『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』に学ぶお金との付き合い方

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』

なかなか「長財布だからってそれ関係なくね?」と反感をもつ人が多いと思います(笑)

実はこの文章、一言で言うと「身に着けるものを良いものに変えていけば人生はよくなっていく」という主張なのです!

この記事を読んでくださっている人の中にも「いい服を着たらなんだか自信がついた」というような経験がある方がいらっしゃると思います

これは「ブランドを信仰しろ」ということではなく、「安いから買う、高いから買わない」という値段に振り回されるようなことでもなく、「長い間愛用できる良いものを買って、中途半端なものを何度も買い換えないようにしよう」という意味なのです。

例えば百均で買うイヤホンより、少しお高めのイヤホンの方が長持ちするし、音質も良いから愛が深まりますよね?

 

この考え方には「日々仕入れる情報の質を上げる」というものも含まれます。

受動的にだらだらとニュースを見たり、SNSをぼーっとしながら見る時間を減らして、美術の展覧会を見に行ったり、本屋や図書館に行ったりするなどして知の宝庫に触れ、インプットを変えていけば、必然的にアウトプットも好転していきます

まずは普段だらだら見てしまうSNSを使わない時間を設けることから始めてみませんか?(筆者は午前中スマホを使えない設定にしてからかなり生産性が向上しました。最初はつらいですが、本当に自分がやりたいことをやっていきたいと思っているひとはぜひやってみてください!)

 

またこの本では貯金をするための考え方もいくつか紹介されています

私が一番面白いなと思ったのは

今自分が払おうと思っているお金が「消費」なのか「投資」なのか「浪費」なのかを考える

というものです

消費は「価格=価値」となるもので食料品や日用品が基本的にはここに該当します

投資は「価格<価値」となるもので本を買ったり、勉強会、英会話に参加するなどが該当します

浪費は「価格>価値」となるもので、例えば憂さ晴らしの衝動買いがこれに該当します

もちろん消費も投資も浪費も全部生きていくうえで必要なものです。ストレス発散にお金を使いたくなるのはだれしも起こることです

 

しかし、お金を貯金するために必要なのは「お金に使われないようにすること」「できるだけ冷静にお金を使うこと」です

そのためにお会計を済ませる前に「この買い物は三タイプのうちどれに該当するのだろうか?」ということを少し考え、一旦頭を冷やして冷静になるというのが有効であるのです

筆者はこの方法をアレンジして、財布のなかに自分がほしいもの(私の場合はBOSEノイズキャンセリングヘッドホン)をメモした紙を用意しておいて、会計を済ませるまえにそのメモを見るようにしています

そうすると「今買おうとしているものを我慢すればこれに近づくけど、本当にこれは必要だろうか」と冷静になって考えられるのでかなりおすすめです

 

 

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?

稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?

  • 作者:亀田 潤一郎
  • 発売日: 2010/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)